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Q.ノロウイルスによる胃腸炎とはどのようなものか。また、ノロウイルスにはどのように感染するか、感染したときの症状は。 【感染症・食中毒】

A.ご回答内容

■ノロウイルスによる胃腸炎の症状
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。
ノロウイルスについてはワクチンがなく、また、治療は輸液などの対症療法に限られます。
従って、皆様の周りの方々と一緒に、次の予防対策を徹底しましょう。

■ノロウイルスの感染経路┘このウイルスの感染経路はほとんどが経口(口からウィルスが入る)感染で、次のような感染様式があると考えられています。
(1) 患者のノロウイルスが大量に含まれるふん便や吐ぶつから人の手などを介して二次感染した場合
(2) 家庭や共同生活施設などヒト同士の接触する機会が多いところでヒトからヒトへ飛沫感染等直接感染する場合
(3) 食品取扱者(食品の製造等に従事する者、飲食店における調理従事者、家庭で調理を行う者などが含まれます。)が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた場合
(4) 汚染されていた二枚貝を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
(5) ノロウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した場合
などがあります。┘特に、食中毒では(3)のように食品取扱者を介してウイルスに汚染された食品を原因とする事例が、近年増加傾向にあります。
また、ノロウイルスは(3)、(4)、(5)のように食品や水を介したウイルス性食中毒の原因になるばかりでなく、(1)、(2)のようにウイルス性急性胃腸炎(感染症)の原因にもなります。この多彩な感染経路がノロウイルスの制御を困難なものにしています。

■ノロウイルスの感染症状┘潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。通常、これら症状が1~2日続いた後、治癒し、後遺症もありません。また、感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。

≪お問い合わせ先≫
○各保健センター 関連リンク「名古屋市16区保健センターの食品衛生や動物愛護の担当窓口一覧」参照
○健康福祉局感染症対策課感染症担当 052-972-2631
○健康福祉局食品衛生課  052-972-2646

属性情報

人生の出来事
未設定
分類
健康・医療・衛生  >  医療  >  感染症・食中毒
FAQ ID
1545
更新日
2024年04月04日 (木)
アクセス数
639
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