A.ご回答内容
■手洗い方法のポイント
手洗いは、調理を行う前(特に飲食業を行っている場合は食事を提供する前も)、食事の前、トイレに行った後、下痢等の患者の汚物処理やオムツ交換等を行った後(手袋をして直接触れないようにしていても)には必ず行いましょう。常に爪を短く切って、指輪等をはずし、石けんを十分泡立て、ブラシなどを使用して手指を洗浄します。すすぎは温水による流水で十分に行い、清潔なタオル又はペーパータオルで拭きます。石けん自体にはノロウイルスを直接失活化する効果はありませんが、手の脂肪等の汚れを落とすことにより、ウイルスを手指から剥がれやすくする効果があります。
■ノロウイルスによる感染性胃腸炎患者のふん便や吐ぶつの処理方法
○使い捨てのマスクと手袋を着用します。
○吐物、便をペーパータオルで覆い、ウイルスが飛び散らないように、ペーパータオル等で静かに拭き取ります。
○拭き取った後は、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約200ppm)で浸すように拭き、使用したタオル等はビニール袋などに入れ密封して捨ててください。(このとき、ビニール袋に、廃棄物が十分に浸る量の次亜塩素酸ナトリウム(約1,000ppm)を入れるとより安全です。)
○処理後は、念入りに手を洗いましょう。
■注意点
ノロウイルスは感染力が強く、環境(ドアノブ、カーテン、リネン類、日用品など)からもウイルスが検出されます。感染者が発生した場合、消毒が必要な場合次亜塩素酸ナトリウム※などを使用してください。ただし、次亜塩素酸ナトリウム※は金属腐食性がありますので、消毒後の薬剤の拭き取りを十分にするよう注意してください。
※塩素系の漂白剤(使用に当たっては「使用上の注意」を確認しましょう。)
≪お問い合わせ先≫
・各保健センター 関連リンク「名古屋市16区保健センターの食品衛生や動物愛護の担当窓口一覧」参照
・健康福祉局感染症対策課感染症担当 052-972-2631
・健康福祉局食品衛生課 052-972-2646