A.ご回答内容
■リレンザの使用方法
医師や薬剤師の指示に従ってください。
吸入薬のため、気管支喘息など、呼吸器に病気のある人は注意が必要です。喘息用吸入薬を併用する場合、喘息用の吸入薬を先に使用するようににして下さい。
○使用上の注意
次のような症状に気付いたら、使用をやめて、すぐに医師に相談してください。
●顔や上半身の紅潮・熱感
●皮膚のカユミ、蕁麻疹、口唇や舌・手足の痺れ感
●むくみ、吐き気
●顔面蒼白、手足が冷たくなる、冷や汗
●息苦しさ・胸苦しさ
次のような症状に気付いたら、早めに医師に相談してください。
●頭痛、手指のしびれ感、不眠症
●下痢、悪心、嘔吐、食欲不振
●咽喉乾燥、口乾、口内炎
●舌あれ、味がおかしい
●胸がどきどきする
●発熱、発汗、首が痛い、背中が痛い
他にも何か変だなと感じたら、医師または薬剤師に相談してください
○一般的なインフルエンザ治療方法
通常、成人及び小児には、ザナミビルとして1回10mg(5mgブリスターを2ブリスター)を、1日2回、5日間、専用の吸入器を用いて吸入する。
■リレンザの入手方法
リレンザは、医師の処方箋によって投与されることが法律によって義務付けられていますので、風邪薬のように、医師の処方箋なしに薬局等において購入することはできません。
インフルエンザの症状がある場合には、近くの医療機関を受診してください。
■予防投与について
抗インフルエンザウイルス薬(タミフル、リレンザ)の予防投与については、厚生労働省は、特段の理由が無い限り推奨しないとしています。一方で、基礎疾患がある方で、インフルエンザの患者と濃厚に接触するなどして感染が強く疑われる場合には、医師の判断により予防投与が行われる場合があります。
■異常行動について
因果関係は不明ですが、インフルエンザにかかり、抗インフルエンザウイルス薬(タミフル・リレンザ)を服用した方で異常な行動の発現が報告されています。抗インフルエンザウイルス薬の服用と異常行動との因果関係については、現在、厚生労働省により調査中です。
インフルエンザ自体に伴い、異常行動が発現することについても確認がされていますので、万が一の事故を防止するための予防的な対応として、インフルエンザ(新型インフルエンザを含む)と診断され治療が開始された後は、抗インフルエンザウイルス薬の処方の有無を問わず、少なくとも2日間、小児・未成年者が一人にならないよう注意してください。
■参考:リレンザとは
リレンザは抗インフルエンザウイルス剤で、有効成分はザナミビルです。
A型及びB型インフルエンザウイルス感染症に効果があります。
≪問合せ先≫
【各区保健センター保健予防課】