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Q.がん検診について(胃がんリスク検査)

A.ご回答内容

■胃がんリスク検査
Q1 どのような検査をするのか?
A  問診と、採血によるピロリ菌抗体検査およびペプシノゲン検査を行います。
○ピロリ菌抗体検査
ピロリ菌に現在感染している方、または以前感染していた方は抗体の数値が上昇するため、その数値でピロリ菌感染を判定する検査となります。
〇ペプシノゲン検査
胃粘膜が萎縮した状態になると、血液中に分泌されるペプシノゲンの量が減るため、その数値で胃粘膜の萎縮度を調べる検査となります。

胃がんリスク検査は、現在胃がんかどうかを調べる検査ではありません。
胃がんになるリスクの高さに応じて「A群」、「B群」、「C群」、「D群」の4つに分類する検査です。将来胃がんとなるリスクを知り、必要に応じて治療につなげるためのものです。

Q2 対象者はどのようになるか?
A  年度末時点の年齢で40歳以上59歳以下の方が対象となります。
ただし、次に該当する方は対象外となります。
1 ピロリ菌の除菌治療を受けたことがある方
2 上部消化器(食道・胃・十二指腸)について自覚症状がある方、消化性潰瘍又は逆流性食道炎で治療中の方
3 胃酸分泌抑制薬(主にプロトンポンプ阻害薬)を検査前2か月以内に服用している方
4 胃切除後の方
5 腎機能障害(目安:クレアチニン値が3mg/dl以上)の方
6 免疫機能低下、ステロイド投与、免疫抑制剤投与している方
7 過去に本市が実施する胃がんリスク検査を受診した方
※令和4年度末時点の年齢で59歳の方(昭和38年4月1日~昭和39年3月31日の間に生まれた方)は、受診期間が半年間のみのため、令和5年度は特例として令和5年度末(令和6年3月31日)まで受診することができます。令和6年度は特例はありません。

Q3 対象者を40~50代としているのはどうしてか?                                         
A  概ね40代以降はピロリ菌の感染に加え、喫煙や塩分過多など他のリスク因子の影響も加わり、胃粘膜の萎縮の状況は個人差が大きくなっていきます。そのため、ピロリ菌感染の有無を調べる抗体検査に加え、胃粘膜の萎縮度をはかる「ペプシノゲン検査」を併せて確認する胃がんリスク検査が有効とされているためです。

Q4 胃がんリスク検査を毎年受けることはできるか?
A  ピロリ菌は検査をして除菌治療を行えば、成人が再感染することはまず無いとされていますので、20~30代を対象としたピロリ菌検査と同様に、回数は1人1回までとしています。

Q5 胃がん検診と胃がんリスク検査を同年度中に受診できるか?
A  受診できます。ただし、胃がんリスク検査を受診した結果、要精密検査と判定され、精密検査として胃内視鏡検査を受ける場合は、医療保険(保険証)を使った保険診療となります。

Q6 胃がんリスク検査の費用はいくらか?
A  自己負担金は500円です。
なお、市民税非課税世帯の方、生活保護世帯の方、名古屋市医療費助成制度受給者(障害者・ひとり親家庭等医療)の方、中国残留邦人等に対する支援給付受給者の方は無料で受診していただけます。(詳しくは関連するURLの「自己負担金の免除制度」を参照してください。)

Q7 精密検査が必要になった場合、費用は別にかかるのか?
A  精密検査で行った検査や治療は医療保険(保険証)を使った保険診療となりますので、別途料金が必要になります。

Q8 胃がんリスク検査はどこで受けることができるか?
A  実施場所は市内の協力医療機関としています。検査を希望される場合は、直接医療機関にご連絡いただき、「市の胃がんリスク検査を受けたい」とお伝えください。クーポン券のようなものはありませんので、住所と年齢が分かる保険証などをお持ちください。
協力医療機関については、名古屋市ウェブサイト(「がん検診」で検索してください)及び名古屋市健診(検診)総合サイトに掲載しています。

Q9 胃がんリスク検査はいつから開始されたのか?
A  胃がんリスク検査は令和4年10月から開始しております。

≪問合せ先≫
名古屋市がん検診サポートセンター 電話052-263-3120

属性情報

人生の出来事
未設定
分類
健康・医療・衛生  >  医療  >  健康診断
FAQ ID
3566
更新日
2024年04月01日 (月)
アクセス数
3,982
満足度
☆☆☆☆
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