A.ご回答内容
■名古屋城から徳川園にかけての一帯を、歴史的遺産の宝庫として「文化のみち」と名づけました。このエリアには、その名にふさわしい名古屋の文化とその歴史を感じさせる様々な物語が残っています。
江戸時代、名古屋城の南に広がった商業地区に対して、東に伸びた武家屋敷地区が「文化のみち」のルーツです。名古屋城、徳川美術館、建中寺などの大名文化の華やかさを伝えるほか、山車や祭囃子などの庶民の祭が今も大切に守られています。
明治時代になると、武家屋敷の広大な敷地と、瀬戸へのアクセスがよかったことから輸出陶磁器産業が盛んになります。他にも、マッチ、硝子、時計、バイオリンなどの工場もありました。また、豊田佐吉や大隈栄一が機械工業を興しました。
大正時代になると、この地区は企業家たちの屋敷町と変わっていきます。発明王と言われた兄・佐吉を支えた豊田佐助や陶磁器を輸出する貿易商として成功した井元為三郎や春田鉄次郎の旧邸などが今でも残されています。(「文化のみち二葉館」HPより抜粋)
■文化のみちエリアの主な歴史的建築物等
○文化のみち二葉館(旧川上貞奴邸)
○文化のみち橦木館
○旧豊田佐助邸
○旧春田鉄次郎邸
○市政資料館
○徳川園
○名古屋城
○名古屋市役所
○愛知県庁 他
■おすすめ散策コース
○西コース(約60分)
大正ロマンの屋敷町の雰囲気が残る橦木町筋、主税町筋、白壁町筋と邸宅を巡った後は、名古屋市市政資料館・愛知県庁・名古屋市役所と迫力ある大型建造物のあるルートです。
○東コース(約40分)
旧街道を通り抜け、名古屋陶磁器会館、徳源寺、徳川園へと至るルートです。
○寺めぐりコース(約120分)
神社やお寺、そして教会と歴史や文化の香りが感じられるルートです。
≪問合せ先≫
【観光文化交流局文化歴史まちづくり部歴史まちづくり推進課保存支援担当】(電話 052-972-2779)